自身がどのようなサービスを提供しているのかを知らせるために、パンフレットやメニューの作成は重要です。
この記事ではパンフレット・メニュー作成時に気をつけることを解説していきます。
パンフレット・メニューに掲載する情報
パンフレットやメニューに掲載したほうが良い情報について解説していきます。
提供するサービスによって掲載する情報に多少差があるとは思いますが、参考にしていただければと思います。
提供サービス内容と料金
自身が提供するサービス内容と料金を記載します。
おすすめ・人気のコースを記載すると、お客様は依頼しやすくなるのでオススメです。
料金は全て税込価格で記載するようにしましょう。
施術対象者の条件
施術対象者の条件を記載します。
基本的には国や地方自治体が定めた法律や条例のルールを記載してください。
法律や条例について理解を深めたい方は、以下の記事を参照してください。
また、あなたが対応できないお客様の条件などあれば加えて記載しましょう。
例えば、あなたが寝たきり状態のお客様を施術できる自信がない・対応できる道具を持ち合わせていないとします。
その場合は、寝たきり状態のお客様をお引き受けできないことを記載しておけば、トラブルを事前に回避することが出来ます。
出張地域
出張地域と出張費を記載します。
出張地域は市区町村レベルで記載することをオススメします。
ここで1つ注意です。
出張地域を広げすぎて、移動コストが高くならないようにしましょう。
移動距離が増えれば増えるほど、移動時間やガソリン代などの移動コストが高くなります。
収支が合わなくなる場合があるので、きちんと計算して出張地域は設定しましょう。
出張費の有無・出張費の算出方法
出張費の有無と出張費の算出方法を記載します。
出張費の算出方法に関しては、出張地域内であれば一律の出張費を設定している方もいれば、地域によって異なる出張費を設定している方もいます。
分かりやすさを考えると一律料金となっている方が好ましいですが、地域によって最適な設定方法が異なると思うので、ご自身にあった算出方法で設定してください。
ご予約・お問い合わせ・ご相談先
ご予約・お問い合わせ・ご相談先を記載します。
施術を依頼する人が好むコミュニケーションツールを用意しましょう。
- 電話
- メール
- ホームページの問い合わせフォーム
- LINE@
あくまで一例ですが、施術を依頼される方がご高齢の方と想定するのであれば、ITツールの扱いには慣れていないことが想定されるので、電話番号を記載した方がいいかもしれません。
注意しなければならないのが、必ずしも施術対象者の方がご自身で依頼してくるわけではないということです。
高齢者施設の従業員の方や親族の方から依頼される場合もあります。
ご利用までの流れ
予約から施術までの手順を記載します。
どのような段取りで進められるのかをお客様がイメージできるようにしましょう。
- ご予約・お問い合わせ・ご相談
- 訪問日・メニューの決定
- 訪問・施術・掃除
- お支払い
- 完了・次回のご予約
まだまだ訪問美容は認知度が低いので、イメージが湧きづらく、お客様も不安に感じる部分があります。
なので、少しでも不安を取り除いてあげられるようにしてあげましょう。
セールスポイント
自身のセールスポイントを記載します。
以下の軸を参考に、自身がメインターゲットとするお客様の求めていることを見極め、自身の経歴やスキルと照らし合わせて、お客様が喜ぶセールスポイントを記載しましょう。
- 料金
- 自身の経歴
- サービス内容
- お客様への思い
- 業界への思い
- 所有資格
- 受賞経験
世の中には、安価なことを求めているお客様もいれば、施術中の素晴らしい体験を求めているお客様もいます。
求めていることが満たされるイメージがお客様の中で湧くようなセールスポイントを考えてみましょう。
屋号名
屋号を記載します。
ロゴなどがあれば屋号と一緒に記載しましょう。
絵と文字を視覚的に一緒に見せることで、屋号を覚えてもらいやすくなります。
営業時間
自身の営業時間を記載します。
何時までに依頼があれば施術可能なのか分かるような、受付時間も一緒に記載しておくことをオススメします。
注意点
その他注意点などがあれば記載します。
ここではよくある例を紹介します。
キャンセルポリシー
お客様が訪問美容の依頼をキャンセルするときのルールを記載します。
キャンセルについてのルールをあらかじめ提示しておくことで、無用なトラブルを避けることができます。
例えば、以下のようなルールを提示します。参考にしていただければと思います。
- 当日キャンセルはキャンセル料(施術料金+出張費)を全額請求する
- 当日キャンセルは出張費のみ請求する
- 当日キャンセルは予定日振替であれば無料で対応
コインパーキング料金
コインパーキング料金の負担の有無を記載します。
訪問先の個人宅・施設に無料の駐車スペースがなく、コインパーキングに駐車する場合の料金をお客様に負担していただく場合にはきちんと記載しておきましょう。
個人宅訪問と施設訪問のメニューの違い
個人宅訪問と施設訪問のメニューを別にしている理美容師が多いです。
メニューには2つの違いがあります。
1つ目は、サービス料金です。
施設向けのメニューでは、団体割引を適用してサービス料金を少し安く設定しています。
施設からのご依頼は、一度の訪問で多くの方を施術できる傾向があるので、まとまった売上の見通しを立てやすく、理美容師としてもありがたいです。
そのため、サービス料金を割り引いて設定しています。
2つ目は、提供サービスです。
施設訪問の場合、短い時間に多くの方を施術する必要があります。
そのため、提供できるサービスをカット・シャンプーのみと限定していることが多いです。